「言葉が足りない」はすれ違いの始まり?男女で違う“伝え方”とその受け止め方

初めまして。
天道優です。
今回は、”伝え方”に関して考えてみました。
男女で違う“伝え方”とその受け止め方
恋愛において、「言わなくてもわかってほしい」「察してくれると思ったのに」と感じたことはありませんか?
一方で、「なんでそんなに言葉にしないとダメなの?」「言ってないけど、行動で示してるじゃん」と思ったことのある人も多いはず。
実はこの感覚、男女の“言葉の使い方”と“受け取り方”の違いから来ていることが多いのです。
「言葉が足りない」と感じるすれ違いの原因を男女の視点からより良いコミュニケーションを築くヒントをお届けします。
■ 男性にとっての言葉:「目的」や「結果」を伝えるもの
多くの男性は、言葉を目的達成のための手段として使う傾向があります。
- ・必要なことだけを簡潔に伝える
- ・感情よりも事実や結論を重視する
- ・行動で示すことを“愛情表現”と考える
そのため、「わざわざ言葉にしなくても伝わってるはず」という前提で接してしまうことがあります。
たとえば、「好きって言ってくれない」と言われても、「会ってるし、連絡してるし、もう伝わってるよね?」という感覚になりがちなのです。
■ 女性にとっての言葉:「心の共有」と「確認」のための手段
一方で女性は、言葉を気持ちの確認や感情の共有の手段として使うことが多くあります。
- ・自分の感情を言葉で伝えたい
- ・相手の気持ちを言葉で受け取りたい
- ・言葉があることで安心する
そのため、「好き」「大事に思ってる」などの直接的な愛情表現が少ないと不安になりやすい傾向があります。
また、無言や省略された言い回しを「冷たい」「興味がない」と受け取ってしまうことも。
■ すれ違いが起きる典型例
パターン①:言わない彼と、聞きたい彼女
- 彼女「最近、好きって言ってくれないよね」
- 彼 「え?普通に毎日会ってるし、何かした?俺」
→ 彼は“態度で示してるつもり”、彼女は“言葉がないと不安”
パターン②:沈黙=考えてる?それとも…
- 彼女「なんか今日、元気ないけど大丈夫?」
- 彼 「うん、別に」
→ 彼は「話すほどじゃない」と判断、彼女は「話してくれない=信用されてない?」
このようなケースでは、悪気がなくても誤解が生まれ、心の距離が広がってしまうのです。
■ 言葉のズレを減らすヒント
①「伝わるように伝える」が大切
「俺は言わなくても分かってほしい」
「私は言ってくれなきゃ分からない」
このギャップを埋めるには、自分がどう思っているか、ではなく、相手にどう伝わっているかを意識することが大切です。
ときには、「ちょっと照れくさいけど…伝えてみよう」と、一言「ありがとう」「嬉しかったよ」と添えるだけで、相手の心はふっと軽くなります。
② 男女で“安心する言葉”は違う
- 男性:信頼されている、尊重されていると感じる言葉(例:「頼りにしてる」「〇〇してくれて助かった」)
- 女性:感情や関心が向けられていると感じる言葉(例:「会いたかった」「今日どうだった?」)
これらを意識して日常会話に取り入れるだけで、心の通じ方が大きく変わります。
■ 「言わなくても伝わる」は理想、でも「言葉にする」ことで安心は生まれる
恋愛において、言葉は“当たり前”のようでいて、“一番不安定”でもあります。
だからこそ、伝える努力、そして聞こうとする姿勢が、ふたりの信頼と安心を育てます。
言葉が足りないのは、相手が冷たいからではなく、「自分の伝え方や受け取り方」と違うだけかもしれません。
その違いを理解し、歩み寄ることができれば、恋愛はもっとあたたかく、やさしい関係になるはずです。
あなたが次に話すとき、たった一言でもいいから、「自分の中にある想い」を、言葉にしてみませんか?
それが、すれ違いを“すれ合い”に変えるきっかけになるかもしれません。